【スーパー耐久第1戦】五里霧中、混乱と波乱の開幕戦

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スーパー耐久シリーズの2007年開幕戦「ハイランド・スーパー耐久レース」は、4月21から22日にかけて宮城県仙台サーキットにて開催された。総合優勝は、3501cc以上の車輌が参加する無差別級的なSTクラス1の車輌ではなく、そのひとつ下のSTクラス2(2001−3500ccの4駆)の11号車オーリンズランサー EVO MR CT9A(木下隆之/中谷明彦組)。

22日の決勝は、霧と雨のため、セーフティーカー先導によるスタートになった。予選1位からスタートしたSTクラス1の3号車エンドレスアドバンZは、セーフティカー解除直後に同クラスの8号車黒豆リボイス GT3と接触するが、無事に切り抜け1位を走行。

しかし雨の中でのFR駆動は分が悪く、予選7番手以降からスタートしたランサー勢に襲いかかられ、19周目に11号車がトップを奪う。しかし、その後に再びセーフティカーが入り、リードを失った11号車はやむなくピットイン、3号車が1位に。

38周目にセーフティカー解除されると、再び11号車が速さを見せ、48周目にはトップに浮上。だが51周目に3度目のセーフティカーランとなってしまい、11号車はピットへ。それを受けて一時トップに立ったのは、同レース史上初となるワゴン車である12号車ゼルスランサーEvoワゴンRMR。その後は、26号車エンドレスアドバンOCSランサーが1位になり、11号車が追う展開。

そして4回目のセーフティカーランとなると、76周目に26号車がピットインし、11号車が1位になった。その直後に赤旗中断、レース終了。赤旗中断では1周前の順位が反映されるため、総合優勝は26号車、2位が11号車、3位が12号車という順位になった。だがレース終了後、26号車にセーフティカーラン中の追い越しによるペナルティが発覚し、1分の加算。

結果、総合優勝とSTクラス2優勝は11号車オーリンズランサー EVO MR CT9A、2位は12号車ゼルスランサーEvoワゴンRMR(西村元気/菊地靖組)、3位とSTクラス1優勝は3号車エンドレスアドバンZ(影山正美/青木孝行/藤井誠暢組)となった。

STクラス3は、15号車岡部自動車 eeiAディクセルZ(長島正明/古谷直広/杉林健一組)が優勝。STクラス4は、76号車Honda Access CIVIC(玉本秀幸/小林正吾/古橋譲組)が優勝。

次戦は、5月12・13日に三重県鈴鹿サーキットで開催の予定だ。

《デイビー日高》

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