日野3月期連結決算…トヨタ受託車で増収も排ガス対策で減益に

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日野自動車が発表した2007年3月期の連結決算は、売上高が前年同期比7.6%増の1兆2876億円、営業利益が同9.4%減の367億円と増収減益となった。

国内のトラック・バスの売上げ台数は同8.7%減の5万1000台と低迷したものの、海外の売上げ台数が米国、中南米で販売が伸びたため、同10.9%増の5000台となった。この結果、総売上げ台数は10万2000台だった。

また、トヨタ自動車からの受託生産で、『ハイラックスピックアップ』が2005年6月で終了したが、2006年1月から『FJクルーザー』が開始、受託生産車両台数は同7.6%増の20万3000台だった。主にトヨタからの受託生産の増加で売上げは増収となった。

収益面では、国内トラックの売上げマイナスと新製品・新技術の開発費の増加などで、収益率が悪化、営業減益となった。経常利益も同12.6%減の368億円で、当期純利益は同30.1%減の200億円だった。

2008年3月期連結決算の業績見通しは、国内トラック販売のマイナスの影響で、売上高が同3.7%減の1兆2400億円と落ち込む見込み。

国内トラック・バス売上げ台数は4万1000台を見込んでいる。海外トラック・バスの売上げは米国・中南米が引き続き堅調に推移し、5万6000台となる見通し。トヨタ受託車は20万台とほぼ横ばいを予想している。

収益では、営業利益は同0.8%増の370億円、経常利益が同9.3%減の334億円を予想。当期純利益が同0.3%減の200億円とほぼ横ばいの見通し。

《レスポンス編集部》

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