ダイハツ3月期連結決算…大幅な増収増益 軽自動車が好調

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ダイハツ工業が発表した2007年3月期の連結決算は、売上高が前年同期比21.5%増の1兆6371億円、営業利益が同11.8%増の543億円となり、大幅な増収増益だった。軽自動車の国内販売が好調で、海外販売も順調だった。

同社の国内販売は『ムーヴ』や『ミラ』などの軽自動車の販売が好調で販売台数は過去最高となり、市場シェアも年度ベースで初めてスズキを抜いて首位になった。

海外では『テリオス』がほぼ全地域で販売を伸ばし、完成車輸出は前年を上回った。

トヨタ自動車からの受託生産車も『シエンタ』の受託生産に加え、インドネシアでテリオスのOEM供給も開始、インドネシアで受託生産する『アバンザ』も順調に推移した。

この結果、国内売上げ台数は同4.0%増の58万6240台、海外売上げ台数が同19.4%増の34万2423台、トヨタからの受託車が同27.1%増の35万9602台となった。総売り上げ台数は同15.2%増の131万6066台となり、売上高は大幅増収となった。

売上げの増や為替差益も確保したことから、経常利益は同19.6%増の602億円、当期純利益は同3.6%増の347億円となった。

2008年3月期の連結決算の業績見通しは売上高が同0.2%増の1兆6400億円とほぼ横ばいの見通し。軽自動車販売が一段落すると見ているため。収益面では、為替相場に不透明感があるため、営業利益は同10.8%減の485億円、経常利益が同21.1%減の475億円、当期純利益が同30.9%減の240億円と、減益を予想している。

《レスポンス編集部》

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