NASCAR 名門チームの内紛

モータースポーツ/エンタメ モータースポーツ

デイル・アーンハート選手と言えば米レースNASCAR最大のスーパースター。しかし彼が残した株式会社、DEI(デイル・アーンハート・インターナショナル)を巡り、思わぬ内紛劇となっている。

現役レーサーでもあるデイル・アーンハート・ジュニアに対し、DEIが51%の株式取得を打診したのだが、その額が実に5500万ドル。ジュニアが個人的に支払える額ではない。

元々DEIはアーンハート選手が4人の子どものために作った会社と言われている。しかしアーンハート選手がレース中の事故で早すぎる死を迎えたため、会社は一時人手に渡った形となった。

そしてアーンハートの名前は大きく、子ども達が買い戻すには会社は成長しすぎてしまったという顛末だ。

ジュニアは残念ながら2004年以降チャンピオンの座から遠ざかっており、DEIの実質的な経営者におさまることで低迷するチームをなんとかしたい、という意図があるという。

一方、ビジネスとして成功しているDEIは、アーンハート一族を単なる経営陣の一部と見なし、事業の継続者として認めてはいない。

「まずはレースで勝つことに専念したい」というジュニアだが、会社の主導権争いでますますチャンピオンの座が遠のくようなことがなければ良いのだが。

《Sachiko Hijikata, US editor》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ベントレーの超高級住宅、最上階は「55億円」 クルマで61階の自宅まで
  2. 【ダイハツ ムーヴ 新型】「ポッキー入れ」にイルミネーション、軽自動車でも質感を“あきらめさせない”インテリアとは
  3. 日産の新型セダン『N7』、発売50日で受注2万台を突破
  4. 軽キャン人気継続も新型キャブコン登場で話題…キャンピングカーランキング 5月
  5. トヨタの顧客は1億5000万台…バリューチェーンで財務基盤強化
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  4. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  5. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
ランキングをもっと見る