ホンダの近藤広一専務は、25日の決算発表で、米国市場での1台当たり平均のインセンティブについて「前期は900ドル強までいったが、今期は900ドルまでいかないが、近い数字を織り込んでいる」と述べた。
同社は北米での販売は順調に推移しているものの、主力の『アコード』がモデル末期なこともあってインセンティブが上昇、利益率が悪化している。
前々期のインセンティブは平均で700ドルだったが、前期は900ドルに上昇した。
近藤専務はインセンティブについて「アコードが今年8月にフルモデルチェンジするため、1400-1500ドル、『パイロット』が1000ドル強、アキュラ『TL』も1000ドルを超えているレベルで、ピックアップトラックの『リッジライン』が2000ドル近く使っている」と述べた。ただ、「『シビック』は発売以来、需要が強く2月までゼロ、小型車の需要は強く『フィット』や『CR-V』もゼロ」としている。