ホンダの近藤広一専務は、25日の決算発表会見で、2007年度の国内販売について「70万台の旗を降ろさず、チャレンジしたい」と述べた。
同社が発表した業績見通しでは、2007年度の国内販売の目標台数は売上台数ベースで66万台となっている。
近藤専務は「販売会社の在庫が1万数千台に増えているため、卸台数を絞って、小売り台数は増やす」として小売りベースでは69万台以上の販売を目指す考え。
販売を増やすための施策としては「販売網の強化、八千代工業の子会社化による軽自動車の販売・生産体制の強化、ハード面でのてこ入れ」などをあげた。
その上で「今秋には新型『フィット』も投入するので、小型車を強化しながら軽も遅れをとらないようにしたい」としている。