愛知製鋼06年度決算…売上高過去最高も大幅減益

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愛知製鋼の07年3月期決算は、売上高は過去最高となったものの、原材料高の影響により、営業利益、経常利益が4期ぶりのマイナスとなった。合理化努力や製品価格の値上げにより、08年3月期は増収増益を確保する。

売上高は前期比4.7%増の2356億円となったが、営業利益は同33.9%減の106億円、経常利益は同35.9%減の101億円だった。販売価格の引き上げや原価低減など123億円の増益要因があったが、原材料価格の値上がり分143億円など179億円の減益要因があり、差し引き56億円の経常減益になった。

鋼材や鍛造品の原料である鉄くずの価格が大幅に上昇していることや、ステンレス鋼に使うニッケル価格が大幅に上昇したことから、採算が悪化した。

08年3月期予想は、売上高が前期比6.9%増の2520億円、営業利益が同3.7%増の110億円、経常利益が同0.9%増の102億円を見込む。

《編集部》

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