フォードモーター、さらなるリストラ決行

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フォードモーター、さらなるリストラ決行
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3万人の大規模なリストラ策を発表、実行中であるにもかかわらず、今年に入って販売や利益にほとんど向上が見られないフォードモーター。その結果、リストラの規模をさらに拡大する発表をおこなった(7日)。

今回対象となるのは55年の歴史を持つクリーブランドの鋳物工場。フォードでは同工場を2009年に閉鎖すると決定し、その結果1200人が失業することになる。フォードではすでに英国とカナダにある鋳物工場の閉鎖を発表しており、鋳造事業から撤退することになる。

また、フォードでは同じクリーブランドの第1エンジン工場の生産を、需要の冷え込みのため当分(1年間を予定)を抑制するという。現在のガソリン高が続きユーザーがSUVや大排気量の車を買い控えする状況が続けば、当初の予定ほどの生産が行えなくなる。

同工場では旧型フォード『ファイブハンドレッド』、『フリースタイル』の3.0リットルエンジンを生産していた。これによりオハイオ州リマにあるエンジン工場の生産を効率化する。リマ工場ではフォード『エッジ』、リンカーン『MKZ』、『MKX』用の3.5リットルV6エンジンを生産している。クリーブランドも再開後は3.5リットルエンジを生産する予定。

フォードの病状はますます深刻なようだ。

《Sachiko Hijikata, US editor》

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