トヨタ渡辺社長、今期の原価改善「1300億円程度を達成したい」
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自動車各社のコスト低減は、原材料価格の高騰でここ数年大幅にスローダウンしている。トヨタも前期は営業利益段階での原価改善効果が1000億円にとどまった。
渡辺社長は前期については「2000億円を超える原材料費の上昇があったものの、それを吸収し、ネットで1000億円を確保した」と説明した。
今期は2年前から取り組んできた「VI」(バリュー・イノベーション)活動での効果が実現段階に入る。このため、「原材料費はなお上昇するだろう」と見るものの、前期を上回る果実を確保する方針だ。
《池原照雄》