【サイバーナビ H099】「スマートループ構想」を具現化

自動車 テクノロジー カーナビ/カーオーディオ新製品
【サイバーナビ H099】「スマートループ構想」を具現化
【サイバーナビ H099】「スマートループ構想」を具現化 全 7 枚 拡大写真

PNDの台頭によりカーナビの低価格が進む中で、市販ナビ業界で売り上げベースのさらなる成長を実現することは至難の業。

このような情勢の中で、「(パイオニアとしては)さらなる高付加価値提案が必要という認識に立ち、市販ならではの新しい価値提案をし続け、お客様の共感を得なければいけない」。こう語るのは、パイオニア常務取締役モーバイルエンタテインメントビジネスグループ本部長の波江野章氏。

その付加価値とは、昨年来同社が提唱している「スマートループ構想」だ。

「新世代サイバーナビでは、メーカーからお客様からへという情報の流れに加え、お客様からメーカー、さらにはお客様からお客様へという情報の流れを作り上げる。これにより、お客様からもたらされた有益な情報は他のお客様にも共有されることになり、情報の質・量ともに向上し、加速度的に進化し続けるカーナビが誕生する」(波江野氏)。

スマートループを実現するため、新モデルでは「リアルタイムプローブ」をはじめとするさまざまな新機能が盛り込まれた。

すでにスマートループの先駆けとして、06年モデルより「蓄積型プローブ」を採用しているが、新型サイバーナビでは携帯電話網を通じてVICSよりもきめ細かい道路情報を提供/入手できる「リアルタイムプローブ」を新たに採用するとともに、同社の無料ブログサービス「スマートループドットログ」で登録された他ユーザーの地点情報やドライブ経験を共有可能にした。これらによって、ルート案内のさらなる高品質化や検索データベースの充実が実現するということだ。

《北島友和》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. メルセデスベンツの主力SUV『GLC』、新型を9月に世界初公開へ
  2. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  3. 三菱『パジェロ』7年ぶり日本復活か!? 日産 パトロール 派生モデルの可能性も
  4. カワサキ『Ninja ZX-25RR』を日本初導入、価格は105万2700円 スタンダード版「25R」は廃止
  5. その名の通り1000馬力! 新型スーパーカー『ブラバス1000』発表、AMG GTのPHEVをさらに強化
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る