横浜タイヤ06年度決算…海外販売が好調

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横浜ゴムはヌワに値、2006年度(06年4月1日−07年3月31日)の連結決算を発表した。売上高が前期比10.1%増の4974億円となった。販売増に加え為替の円安効果も寄与し、タイヤ、MB事業ともに売り上げを伸ばした。

営業利益は原材料価格高騰の影響が大きく同4.0%減の211億円となったものの、経常利益は為替差益などの増加で同5.6%増の201億円となった。当期純利益は、前期に計上した米国子会社の株式評価損に対する税効果がなくなり、同23.7%減の164億円となった。

タイヤ事業の売上高は前期比11.0%増の3727 億円。欧州・大洋州を中心に海外販売が拡大した。国内は、暖冬によりスノータイヤが販売減、市販用が伸び悩んだものの、新車用タイヤが売り上げを伸ばした。営業利益は同19.0%減の147億円で、天然ゴムを中心とする原材料価格の高騰が影響した。

MB事業は売上高が同7.3%増の1247億円、営業利益は同72.5%増の68億円。高圧ホース、防舷材、航空部品が売り上げを伸ばすとともに、航空部品を中心に収益改善が進んだ。

07年度は、タイの乗用車・ライトトラック用タイヤ工場やフィリピン工場の増産により、タイヤの海外販売をさらに伸ばす計画。売上高は前期比7.0%増の5320億円、営業利益は同35.3%増の285億円を見込む。一方、経常利益は為替差益の減少により同17.0%増の235億円となる見込みで、営業利益に比べ増益幅が縮小する。当期純利益は同6.9%増の175億円となる見通し。

07年度の配当については、中間配当を一株当たり5円、期末配当を一株当たり7円とし、年間では一株当たり12円を予定している。

《高木啓》

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