BMWグループ1-3月期決算…大幅減益 為替や投資増で

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BMWグループが発表した2007年1−3月期(第1四半期)の連結決算は、税引き前利益が前年同期比38.1%減の5億8700万ユーロと大幅減益となった。

1−3月期は当初の予測通り、ユーロ高が続く為替レートや原材料価格の高騰、ニューモデルの初期経費といった影響があった。

さらにロールスロイス社株の他社株転換債の一時利益により昨年の第1四半期に非現金費用が増加し、利益に変更が生じた。

売上高は、同2.9%上回る119億5100万ユーロとなった。BMW、MINI、ロールスロイスの合計販売台数は同0.1%増の33万3276台とほぼ横ばい。

税引き前利益は同34.3%減の85億2000万ユーロとなったが、前年同期の数字にはロールス・ロイス社株の他社株転換債の一時利益3億7500万ユーロが含まれている。一時利益を除いた同社の利益は、11.7%減だった。

減益となったのは、ユーロ高、一連のモデルチェンジおよび初期経費が影響している。

同社では、第1四半期の業績はほぼ予測通りとしており、BMW AG取締役会ノルベルト・ライトホーファー会長は「今後数カ月のうちに、業績は著しく向上する。今年に入って3カ月、我々は年間目標の達成に向けて着実に歩んでいる。BMWグループは1ケタ台後半の成長率、140万台以上の販売台数達成ならびにロールスロイス社株の他社株転換債の一時利益を除外して過去最高を記録した前年度を上回る税引き前利益を達成する見込み」としている。

《レスポンス編集部》

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