【道路交通法改正案07】飲酒運転と飲酒検知拒否の『厳罰化』

自動車 ビジネス 企業動向
【道路交通法改正案07】飲酒運転と飲酒検知拒否の『厳罰化』
【道路交通法改正案07】飲酒運転と飲酒検知拒否の『厳罰化』 全 1 枚 拡大写真

2007年道路交通法改正案では飲酒運転の罰則が再び引上げられる。また飲酒検知拒否が、現行の「30万円以下の罰金」から、「3年以下の懲役・50万円以下の罰金」に厳罰化される。

●酒酔い運転
(現)3年以下の懲役又は50万円以下の罰金
(案)5年以下の懲役又は100万円以下の罰金
●酒気帯び運転
(現)1年以下の懲役又は30万円以下の罰金
(案)3年以下の懲役又は50万円以下の罰金

●「飲酒検知拒否」に対する罰則引上げ
(現)30万円以下の罰金
(案)3年以下の懲役又は50万円以下の罰金

飲酒運転を自覚しているドライバーが、飲酒検知を頑なに拒否した場合、現場の警察官の権限ではそれを強制できない。そんな「拒み」得を防ぐのが改正の狙い。改正後は飲酒検知を拒否した場合でも、酒気帯び運転と同等の扱いを受けることになる。

飲酒検知拒否の罰則は2004年改正時に「5万円以下の罰金」から「30万円以下の罰金」に引き上げられて以来4年ぶり。

刑のバランスをとり「検知拒否」を防ぐことが、厳罰化の目的ということだが、これでは、まだ検知拒否を防げないのでは? 「酒酔い運転」の、一発免許取り消し+欠格期間+免許取り直し…を考えたら、改正後の飲酒検知拒否の法定刑のほうが、なお軽く感じられるからだ。

施行は改正法の公布から3カ月以内となっている。

《小谷洋之》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『ハリアー』6年ぶりのフルモデルチェンジへ…注目ニュースベスト5 2025年上期
  2. マッスルカー『チャージャー』、内燃エンジン仕様が登場…直6ツインターボで550馬力
  3. ポルシェ、新型『911カップ』発表…520馬力にパワーアップ
  4. エアレスタイヤ搭載でペダルもなし、免許不要の特定小型原付「Future smart」発売
  5. コルベット史上最強の「ZR1X」、60年ぶりマット塗装の限定車は約3575万円から
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る