歩道進入は想定外? トラックが信号機に接触

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9日午前、京都府京都市下京区内の府道で、荷物を搬入するために歩道に進入したトラックの荷台部分が歩行者用の信号機と接触する事故が起きた。信号機は制御用の電線とつながったままの状態で地上約1m付近まで落下したが、ケガ人は出なかった。

京都府警・堀川署によると、事故が起きたのは9日の午前9時10分ごろ。京都市下京区堀川通高辻付近の府道交差点で、荷物の搬入を行うため、歩道に進入した普通トラックの荷台部分と、歩行者用の信号機の下部が接触した。

トラックはこの接触に気づかないまま進行したが、これによって信号機を固定していた金具が引きちぎられるようにして破損。信号機は制御用の電線につながったままの状態で地上から約1m付近まで落下した。当時この歩道に通行人はおらず、幸いにも負傷者は出なかった。警察ではトラックを運転していた58歳の男性から器物損壊の容疑で事情を聞いている。

警察によると、通常の車両用信号機は車両との接触を避けるため、下部が地上から5m付近になるように設置されているが、歩行者用の信号機については、歩行者からの視点も考慮し、それよりも低い約3.5m付近に設置されている。「車両進入がない」ということが前提になっており、今回のように搬出入の都合とはいえ、トラックが進入することは想定外だったようだ。

《石田真一》

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