熊本県警は13日、運転者のアルコール検知を免れようと、警官に体当たりするなどして職務を妨害した21歳の男を公務執行妨害の現行犯で逮捕した。クルマを運転していた19歳の少年も飲酒運転の現行犯で逮捕されている。
熊本県警・多良木署によると、事件が起きたのは13日の午前3時ごろ。熊本県あさぎり町免田東付近の町道で飲酒検問を行っていた同署員が蛇行運転する乗用車を発見。停止を求めた。
51歳の巡査長が運転していた19歳の少年にアルコール検知を実施を告げたところ、同乗していた21歳の男が激怒。この巡査長に対して体当たりするなどの妨害行為を加えたことから公務執行妨害の現行犯で逮捕した。運転の少年からは酒気帯び相当量のアルコール分を検出。道路交通法違反(酒気帯び運転)の現行犯で逮捕している。
調べに対し、2人は飲酒の事実を認めた上で、「飲酒運転の摘発から逃れたかった」などと話しているという。警察では飲んだアルコール量の特定を進めている。