パトカーが128km/hで走行、オービスに撮影される

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富山県警は16日、今年4月に富山県富山市内の国道8号で富山北署のパトカーが128km/hで走行、速度違反自動取締機(オービス)に撮影されていたことを明らかにした。緊急走行でも一般道においては80km/hが上限とされており、調べを進めている。

富山県警・警務部によると、このパトカーは4月30日の午前0時38分ごろ、盗難手配の車両発見の一報を受け、富山市小西付近の国道8号を走行していた際にオービスによって撮影されていた。オービスはフィルム撮影式のもので、今月15日に回収して現像したところ、128km/hで走行するパトカーの姿が写し出されていたという。

運転していたのは富山北署の59歳巡査部長で、助手席には57歳の巡査部長が同乗していた。パトカーは赤色灯とサイレンを使用した緊急走行中で、調べに対して2人は「オービスに撮影されたことは気づかなかった」と供述しているが、当時どのぐらいの速度で走行していたのかは本人たちも覚えていないようだ。

現場の制限速度は60km/hで、道路交通法においては「一般道を緊急走行する際の上限は80km/h」と定められている。しかし、追跡中の容疑車両がこれを超える速度で走行していた場合など、職務上必要な場合には上限を超えることも認められている。

警察ではパトカーがこの速度を出す必要があったのかどうかなど、調べを進めていく方針で、必要ならば関係者の処分を行うことも検討している。

《石田真一》

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