強風で折れた交通標識、小学生を直撃

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17日午後、大阪府大阪市鶴見区内の市道で、風にあおられた交通標識の柱が根元から折れ、近くを歩いていた小学生の女児を直撃する事故が起きた。女児は頭を打つ軽傷を負っており、警察では犬の放尿が原因で劣化が進行したことが原因とみている。

大阪府警・鶴見署によると、事故が起きたのは17日の午後2時ごろ。大阪市鶴見区諸口1丁目付近の市道に設置されていた交通標識が強風にあおられて柱の根元から折れた。倒れた標識は近くを歩いていた小学3年生の女児の頭部を直撃。女児は近くの病院に収容されたが、全治1週間程度の軽傷だという。

折れた交通標識は高さ約3.4m、重さは約23kgで11年前に設置されていた。柱には錆防止用の白いペンキが塗られているが、根元付近の錆は進行しており、構造的に脆い状態になっていた。警察では犬が放尿することにより、劣化が急速に進行。風圧に耐えられなくなり、折れたものと推測している。

同署管内には約5000本の交通標識が設置されているが、他の標識も同様の理由で劣化が進んでいる可能性もあるとして、同日から緊急の点検を実施している。

《石田真一》

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