タルッフィの娘が父親の優勝車でミッレミリアに出場

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タルッフィの娘が父親の優勝車でミッレミリアに出場
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戦後フェラーリの名ドライバー、ピエロ・タルッフィの令嬢が、17日から20日までイタリアで行なわれたミッレミリアに参加した。彼女はジャーナリストのプリスカ・タルッフィさんで、車は父親ピエロがミッレミリアで優勝したフェラーリ「315S」、シャシーナンバー0684。

ピエロ・タルッフィは1906年ローマ生まれ。1949年にスクデリア・フェラーリ入りし、1951年と52年のグランプリレースにフルタイム出場した。1957年、ミッレミリア勝利を機に引退。1988年に死去している。

現在車両はアメリカ人オーナー、ジョン・マッコー氏のもとにあるが、フェラーリが創業60周年を記念してマッコー氏とプリスカさんのコンビをサポートすることにした。

プリスカさんは、父親が着用していたヘルメットも持参して参加した。競技ドライバーでもある彼女はスタート前、「父が50年前に優勝した車を操縦できることは、私にとってキャリアを始めて以来の夢の成就」とコメント。父親と同じ感動を共有できるとし、フェラーリには「私とって最高の贈り物」と感謝の意を表した。

19日筆者がコース途中のシエナで目撃したステアリングを握るプリスカさんは、オープンボディゆえ既に充分日焼けしていた。残念ながらヘルメットではなく、フェラーリのレストア部門『フェラーリ・クラシケ』のキャップを被っていた。また、サイレンを鳴らしたイタリア交通警察のバイクが先導するという、他の参加者にはないVIP待遇がなされていた。

ちなみに、タイムラリーにおけるマッコー/プリスカ組の順位は、375台中313位だった。

《大矢アキオ Akio Lorenzo OYA》

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