【スズキ スイフト 改良新型】新グローバルエンジン+CVT

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【スズキ スイフト 改良新型】新グローバルエンジン+CVT
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スズキ『スイフト』がマイナーチェンジを実施し、従来モデルでは主力となっていたFF・4速AT車の1.3リットルエンジンを、新開発の1.2リットル+CVTに変更した。

新しいエンジンで排気量をダウンしている主な理由は、グローバル展開の予定があり、1.2リットルは欧州の税制で有利なためだ。だが、1.2リットルで従来の1.3リットルの性能を上回ることができるのだろうか。

スイフトのチーフエンジニアを務めた津川和也さんは「今までのスイフトも走行性能に対する評価は高かったのですが、燃費や排出ガス性能については改善が必要と考えていました。そこで軽量コンパクトな新型1.2リットルエンジンを開発し、トランスミッションも4速ATからCVTも変更することで燃費と環境性能の向上を図りました」

「新型エンジンは排気量は減少していますが、フリクションの低減や熱効率の改善を図ることで、従来の1.3リットルと同等の動力性能を発揮することができました。そのうえで燃費は約10−20%向上させることに成功しています」

「CVTに関してもリニアリティを重視して開発していますので、4速ATに勝るとも劣らない心地よいフィーリングを実現しています」という。

実際にスペックを見ても最高出力は1ps劣る90psとなっているものの、最大トルクは従来の1.3リットルと同等を維持している。確かにこの程度の違いならトルク伝達に優れるCVTを採用すれば、100ccの排気量の減少はじゅうぶんにリカバリーできるし、場面によっては新型エンジンのほうが力強い加速感を得られるときもあるだろう。

さらに燃費に関しても10・15モードで1.3リットル車が17.0km/リットルだったのに対し、1.2リットル車では20.5km/リットルまで向上させている。これだけ違えば、実用燃費でも大きな差がついてくるに違いない。これだけの性能が発揮できていれば、排気量が減少したネガティブなイメージは払拭できるだろう。

《岡島裕二》

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