モナコGPでライバル、マクラーレンに完璧な1-2フィニッシュを決められ、チャンピオンシップ争いから一歩後退した感のあるフェラーリ。キミ・ライコネンはポイントリーダーのフェルナンド・アロンソ、ルイス・ハミルトンに15ポイントと大きくリードされているが、ジャン・トッド代表はまだまだこれからと自信を覗かせる。
「戦いはまだまだオープンだよ。もしこれが残り2レースなら、15ポイント差をひっくり返すのは不可能だ。だが残り12レースもある。平均で1.25ポイントの差なら、許容範囲だよ」
「次のモントリオールまでにいくつかモディファイを行う。常にハードにプッシュすることが大事。ライバルには敬意を払っている。彼らは強いし、いい仕事をしている。今のところ信頼性は彼らの方が上だ。われわれの後ろも懸命にがんばっているし、われわれももっとプッシュしなければ。他よりも大きな前進を実現しなければならない」と、トッドは気を引き締めていた。