日産自動車から5月22日に発表された新感覚SUV『デュアリス』。その魅力のひとつが完成度の高い足まわりだ。前後とも新開発。
フロントはストラット式で、大径スタビライザーと組み合わせることで、SUV独自の大きなロールを抑制。リヤはマルチリンク化することで、より高い接地性能と乗り心地のよさを狙っている。
また前後とも注目はショックアブソーバーで、ヨーロッパの名門であるザックス社と共同開発したものを採用。「コストは正直かかりますが、我々が求めている性能を実現するには欠かせないものとして、採用しました」と商品企画の天田正秀氏は話す。
このショックアブソーバー、ロールを抑制するリバウンドスプリングをショックアブソーバー内部に採用。また名称もハイスピード・ダンピングコントロール・ショックアブソーバーと呼ばれるだけに、乗り心地と操安性を高いレベルで両立してくれる。
またタイヤはSUVで多く使われているオールシーズンタイヤではなく、サマータイヤを装着することで、さらなる操安性の向上を実現している。