CO2の排出目標「130g/km」は達成可能…英調査

エコカー 燃費
CO2の排出目標「130g/km」は達成可能…英調査
CO2の排出目標「130g/km」は達成可能…英調査 全 3 枚 拡大写真

EUの欧州委員会は、この2月に自動車メーカーに対して、CO2の排出量を、現在の平均値160g/kmから、2012年までに130g/kmへと削減する目標を示した。これに対して、自動車メーカーの多くは、大型車の生産を停止しないと達成できない、と反論してきた。

しかし、英調査機関クリーングリーンカーズは、現在発売されている自動車でも、環境対策が施されたCO2排出量の少ない自動車に基づく平均値は140g/kmに低下、さらなる技術進歩で130g/kmの基準は達成可能という。

「平均値」は、各セグメントの自動車を販売台数に応じて平均値をとったもの。「ベストモデル」は、各セグメントで、もっともCO2排出量の少ない自動車のデータ。またベスト・モデルのCセグメントでは、ハイブリッド車のトヨタ『プリウス』がもっともCO2排出量が少ないが、ベストモデルの平均値の計算では、除外されている。

●平均値
セグメント:平均的なクルマ:CO2排出量

A(ミニ):フォード・カー:128.56g/km
B(スーパーミニ):ボクソール・コルサ:144.37g/km
C(ローワー・ミディアム):VWゴルフ:164.29g/km
D(アッパー・ミディアム):フォード・モンデオ:168.01g/km
D2(コンパクト・エグゼクティブ):BMW3シリーズ:181.75g/km
E(エグゼクティブ):メルセデスEクラス:200.49g/km
F(ラグジュリー):ジャガーXJ:256.94g/km
G(スモール・スポーツ):ボクソール・ティグラ:199.10g/km
H(ラグジュリー・スポーツ):ポルシェ911:255.67g/km
I(オフロード):ランドローバー・フリーランダー:230.20g/km
J(MPV):フォード・ギャラクシー:189.29g/km
平均値:---:166.00g/km

●ベスト・モデル
セグメント:理想的なクルマ:CO2排出量

A(ミニ):トヨタ・アイゴ/プジョー107/シトロエンC1:109.00g/km
B(スーパーミニ):ダイハツ・シャレード:120.58g/km
C(ローワー・ミディアム):キア・シード:137.77g/km
参考:トヨタ・プリウス:104.00g/km
D(アッパー・ミディアム):セアト・トレド:155.93g/km
D2(コンパクト・エグゼクティブ):ボルボS40:164.12g/km
E(エグゼクティブ):BMW5シリーズ:190.51g/km
F(ラグジュリー):BMW7シリーズ:224.63g/km
G(スモール・スポーツ):ダイハツ・コペン:140.00g/km
H(ラグジュアリー・スポーツ):メルセデスCLK:210.44g/km
I(オフロード):スズキSX4:173.02g/km
J(MPV):フォード・ギャラクシー:171.07g/km
平均値:---:140.85g/km

《》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【スズキ ソリオ 新型試乗】乗り心地と静粛性はクラストップ、だが「損をしている」と思うのは…中村孝仁
  2. 世界最高級ピックアップトラック誕生!? トヨタ『センチュリーピックアップ』の可能性
  3. 日産 リーフ 新型を発表、第3世代は航続600km超のクロスオーバーEV
  4. サブコンが再評価される理由と純正ECU時代の新常識~カスタムHOW TO~
  5. 日産 リーフ 新型の価格を予想する!…ベースは400万円台前半か
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  2. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る