GM、バッテリーに関する開発契約を締結

エコカー 燃費
GM、バッテリーに関する開発契約を締結
GM、バッテリーに関する開発契約を締結 全 3 枚 拡大写真

GM(ゼネラルモーターズ)は、同社の電気推進システム「E-Flex」に使用するリチウムイオン・バッテリーに関連する2件の開発契約を発注したことを年次株主総会で発表した。

GMは、検討対象となった13の技術条件提案書から2社をピックアップした。選定した2社からE-Flexアーキテクチャーでの「EV(電気自動車)レンジ・エクステンダー」と、水素燃料電池仕様車の双方に対応する先進リチウムイオン・バッテリーの供給を受けることになる。

E-Flex電気自動車アーキテクチャーは、今年初めに発表されたGMのコンセプトカー、シボレー『ボルト』の基礎を構成するもので、ガソリン燃料に依存しない交通輸送手段の多様化を目指すGM戦略の一環として開発されてきた。

契約先の一つ、バッテリーシステム構築を専門とするコンパクト・パワー・インク社(CPI)はミシガン州トロイに本社を置き、韓国のバッテリーメーカーLG化学の子会社。

もう1社は、独ベルリンを拠点とする自動車部品サプライヤー大手のコンチネンタルA.G社。Tier1サプライヤーでもある同社は、リチウムイオン・バッテリーパックの開発を担当する。GMは、リチウムイオン・バッテリーの早期商品化を目指しており、引き続き、他のソリューションも検討している。

今回の契約に関し、GMのリチャード・ワゴナー会長兼CEO(最高経営責任者)は「バッテリー開発におけるこれらの契約を締結できたことで、シボレー・ボルトを現実社会で走らせるための重要なステップがさらに一歩進んだ。今後のガソリン消費量や輸入量の削減、あるいはCO2排出量の低減に寄与するボルトとE-Flexシステムの極めて大きな潜在可能性などを考慮した場合、この開発プログラムはGMにとって最優先課題となるものである」とコメントした。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  2. 三菱『パジェロ』7年ぶり日本復活か!? 日産 パトロール 派生モデルの可能性も
  3. 「泥が似合うグレードを!」三菱『パジェロ』がPHEVで復活!? スクープ情報にSNS沸く
  4. その名の通り1000馬力! 新型スーパーカー『ブラバス1000』発表、AMG GTのPHEVをさらに強化
  5. メルセデスベンツの主力SUV『GLC』、新型を9月に世界初公開へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る