トヨタ、リフト量可変吸気バルブエンジンで1番乗り

自動車 ニューモデル 新型車
トヨタ、リフト量可変吸気バルブエンジンで1番乗り
トヨタ、リフト量可変吸気バルブエンジンで1番乗り 全 1 枚 拡大写真

トヨタ自動車は12日、新世代のエンジン動弁機構として注目されている吸気バルブのリフト(移動)量と開閉タイミングを連続可変制御できるエンジンを開発、近々発表する新型車の2.0リットルエンジンに搭載すると発表した。国産車では初の商品化となる。

トヨタは新機構を「バルブマチック」という名称にした。吸気バルブの開閉タイミングの連続制御はすでに一般的になっているが、従来は一定だったバルブのリフト量も自在に制御することで、低燃費と動力性能の向上につなげる。

吸気量をアクセルと連動したスロットルバルブの開閉量でなく、バルブのリフト量で制御するためロスを大幅に低下でき、性能向上につながる。トヨタは2.0リットルエンジンの場合、5−10%の燃費向上と10%以上の出力向上が図れるとしている。

同様のエンジンは日産自動車がすでに「VVEL」として技術発表し、今秋発売のインフィティ『G37』クーペに第1弾として搭載する計画。また、ホンダは「進化型VTEC」エンジンとして09年中の投入を計画している。

世界では独BMWが2002年から「バルブトロニック」の名称で、市販モデルへの搭載を始めている。

《池原照雄》

【注目の記事】[PR]

レスポンス公式TikTok

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. パナソニック ホールディングス・人事情報 2025年11月1日付
  2. トヨタ『RAV4』新型、3つのスタイルで登場…まずはハイブリッドを450万円から発売
  3. 注目の125ccスクーター2台をガチンコ比較!「静粛」のアクシスZか?「快活」のアドレス125か?
  4. 新型トヨタ『RAV4』にモデリスタ、「アーバン」と「ラギッド」の2スタイルでカスタマイズ
  5. トヨタ『RAV4』新型、日本精機のスロープ表示ヘッドアップディスプレイ初搭載
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る