GM、燃費問題で新型車開発を断念

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GM、燃費問題で新型車開発を断念
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GMはこれまでにコンセプトカーとして発表したビュイック『ベライト』ロードスター、キャデラック『シックスティーン』の2つのモデルの市販化を計画していたが、CAFE基準が引き上げられることで断念する、と発表した。

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CAFEは現在のメーカー平均27マイル/ガロン(11.5km/リットル)から35マイル/ガロン(14.8km/リットル)に引き上げる方向で協議が進められている。スポーツカー『カマロ』を来年に復活させる予定のGMでは、CAFE基準に合致するためにはどちらもスポーティモデルである2つのコンセプトを諦める他ない、という結論に達したようだ。シックスティーンに関しては、新型カマロとプラットフォームを共有させる、などの計画も進められていた、という。

GMのボブ・ラッツ会長は自らのポッドキャストで、「CAFE対策として代替燃料、クリーンエネルギーなどに予算をつぎ込む必要が生じた。その結果、ベライトがまず市販化計画から落とされ、シックスティーンも採算の取れるプロジェクトではなくなった」と述べた。

GMではキャデラックの「スーパーセダン」の発売を諦めたわけではない、としているが、現在シックスティーンに替る候補はない。

ドリームカーよりエコカーを、というGMの選択、現状では正しい判断という意見が大半を占めている。

《Sachiko Hijikata, US editor》

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