日産自動車は、社会貢献活動の一環として、小学5年生を対象としたモノづくり体験教室「日産モノづくりキャラバン」を神奈川県で開始すると発表した。
日産モノづくりキャラバンは、製造業の特長を活かした同社オリジナルの教育プログラムで、学校の教室でモノづくりに触れることで「モノづくりの楽しさ」を実感してもらう体験型プログラムだ。
組立おもちゃを活用した改善活動を体験するセッションと、現場熟練者の指導のもとで、実際のモノづくりを五感で感じる体験型セッションを一つの授業(計90分、2時限分)として提供する。
このプログラムは、神奈川県内の小学校を対象としており、授業を7月10日に、横浜市立立野小学校(神奈川県横浜市中区)の小学5年生向けに行う。
同社では「教育への支援」、「環境への配慮」、「人道支援」を社会貢献活動の重点分野として取り組んでおり、今回のプログラムは、同社の強みであるモノづくりのノウハウを通じて、未来を担う世代への教育支援プログラムとして開発されたもので、同社と神奈川県教育委員会のコラボレーションによって実現したもの。日産ではこのほか、同県内の小学校で、環境に関する出張授業も実施する。
今回のプログラムの開発をリードした同社の高橋忠生副会長は「日産創業の地である神奈川県で、日産モノづくりキャラバンを開始できることを非常にうれしく感じている。今後も日産は、持てる資源を活かしながら、豊かな社会の実現のために、息の長い企業市民活動を実践していく」としている。