【マツダ デミオ 新型発表】軽量化のためのプラットフォーム

自動車 ニューモデル 新型車
【マツダ デミオ 新型発表】軽量化のためのプラットフォーム
【マツダ デミオ 新型発表】軽量化のためのプラットフォーム 全 4 枚 拡大写真

新型マツダ『デミオ』(5日発表)は車体骨格の基盤となるプラットフォームが一新されている。デミオは先代をデビューさせた際にもプラットフォームが新しくなっているので、2世代続けて新しいプラットフォームを開発したことになる。

【画像全4枚】

トヨタでも2世代に渡って使われることの多いプラットフォームを、あえて新開発した理由はどこにあるのか。

新型デミオの開発主査を努めた水野成夫さんは「プラットフォームを新開発した一番の理由は、新型デミオの命題でもあった、前モデルに対して100kgの軽量化を実現するためです」

「ボディの小型化によって軽くすることは可能だったのですが、そのボディに見合った車体剛性と衝突安全性のための補強を入れてしまうと、かえって重くなってしまうので、思い切って新しいプラットフォームを製作しました。その結果、ボディシェルだけでも22kgもの軽量化を果たすことができました」

「ほかの部分ではシートアレンジの簡素化やサスペンションや電装パーツを軽くすることにより、約100kgの軽量化を実行できました。100kgも軽くなると燃費性能が向上することはもちろん、フットワークにも軽快感が生まれ、コンパクトカーらしいキビキビとした走りが可能となります。私はこの軽快感が新型デミオの最大の魅力だと思っています」という。

車両の軽量化は燃費だけではなく、動力性能やハンドリングにも好影響を与えてくれる。さらに新型デミオは1.5リットルの「SPORT」を除き、2WD車は車両重量が1000kg以下に抑えられているので、購入時や車検時の重量税が安くすむというメリットもある。

プラットフォームを一新してまで行なった、軽量化による恩恵は予想以上に大きいのだ。

《岡島裕二》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 日産『ノートオーラ』など5車種783台をリコール…光軸が保安基準を満たさない
  2. 日産、新型SUV『カイト』予告…ブラジルで生産し世界20か国以上に輸出へ
  3. スズキ『エブリイJリミテッド』に対応、軽キャンピングカーキット発売…ブレイズ
  4. トヨタ『ハイラックス』新型、全方位パワートレーンで誕生…日本はディーゼルを2026年発売へ
  5. カローラクロスと立場が逆転、だからこそ生まれた「斬新セダン」のデザイン…ジャパンモビリティショー2025
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る