携帯メール普及に悩むアメリカ

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携帯電話では日本に遅れをとっていたアメリカだが、最近特に若者の間で携帯メールが普及し、各電話会社も宣伝に力を入れている。アメリカでは「テキスティング」と呼ばれるメールだが、交通安全にとっては大きな障害となっている。

アメリカ自動車協会(AAA)の調べによると、ティーンエイジドライバーの実に46%が「運転中にテキスティングをすることがある」と答えたという。また「運転中に携帯で話をする」は51%。これは他のどの年代よりも高い割合だ。

AAAによると、運転中に脇見など他のことに気を取られるのが原因の事故は事故全体の25−50%を占めるという。アメリカで年間に交通事故で死亡する15−20歳の年代は6000人にも上っている。元々運転の未熟さ、判断力の甘さなどからティーンの交通事故による死亡はこの世代の死亡原因の1位となっているが、テキスティングが流行することでこの数字がより増加することを、AAAは警戒している。

アメリカでは運転中の携帯電話の使用について、各自治体ごとに規制が異なる。通話もテキスティングも禁止のところもあれば、特に規制のない自治体も多い。

テキスティングが大きな社会的潮流になるにつれ、連邦政府レベルで規制すべき、との意見もあるが、現状ではなすすべがない、といったところだ。

《Sachiko Hijikata, US editor》

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