JFEスチール、ニッケルを含有しない合金剛粉を開発

自動車 ニューモデル 新型車

JFEスチールは、粉末冶金用途向けに、ニッケルを含有しないで、高被削性、高強度の焼結部品として2種類の強度レベルの新合金鋼粉を開発した。

開発された新合金鋼粉は、被削性に優れ、焼結後未熱処理の状態で600Mpa以上の引張強さを発現する合金鋼粉「FM600」と、焼結・熱処理後1000Mpa以上の引張強さを発揮する合金鋼粉「FM1000」の2種類。

従来、高強度の焼結部品を製作する場合、ニッケル(Ni)やモリブデン(Mo)など、高価な合金成分を数%含有する合金鋼粉(鉄基原料粉末)を使うか、部品製造時に浸炭焼き入れなどの熱処理や、鍛造、転造など複数の処理工程を組み合わせることにより、高強度化を図ってきた。

しかし、これらは部品製造コストの上昇につながり、特に鉄基原料粉末に関しては、合金成分原料価格の高騰に伴う、価格上昇が問題となっていた。

今回、合金組成を最適化し、被削性改善効果を持つ同社独自の偏析防止処理を施し、より低い成形圧力でより高い成形密度の圧粉体とすることにより、ニッケルを添加することなく、高被削性、高強度の特性を確保することに成功したとしている。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「かつての『サニー』が随分と立派に…」日産の新型セダンが話題に!進化したVモーションにも注目
  2. 日産『ルークス』に「AUTECH LINE」、新型唯一のブラック内装…225万8300円から
  3. トヨタの小型ミニバン『ルミオン』、安全性を大幅向上…スズキからのOEMモデル
  4. 「本気の電動二輪が出てきた」ホンダ初のフルサイズEVバイク『WN7』発表にSNS沸く
  5. 歴代タイプRがホットウィールで復活!9月発売の「プレミアムコレクターセット」が熱い、マテル80周年記念セットも登場だPR
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る