ユニチカ、バイオプラスチックの成形速度を向上させる技術を開発

エコカー 燃費
ユニチカ、バイオプラスチックの成形速度を向上させる技術を開発
ユニチカ、バイオプラスチックの成形速度を向上させる技術を開発 全 1 枚 拡大写真

ユニチカはバイオマス由来のプラスチックであるポリ乳酸を主成分とするテラマック樹脂の成形速度を大幅に向上させる技術を開発した。

ポリ乳酸は石油系プラスチックの一部に取って代わるバイオマスポリマーとして期待されていたが、価格が汎用樹脂より高い、耐熱性が十分でない、加工速度がきわめて遅いために生産性が低いなど、いくつか問題を抱えていた。

これに対し、新開発の技術では樹脂製品における単位時間当たりの成形生産速度を同社従来比1.7倍に上げることができ、生産工程における大幅な効率化が図れる。また、射出成形の加工温度を下げることが可能になることから、エネルギーコストも削減でき、生産工程全体でもコストメリットが追求できる。

ユニチカでは今回の技術開発により、耐熱性、耐久性、耐衝撃性などの特性を備えたポリ乳酸の成型加工性を大幅に向上することができたことから、OA機器、IT機器、電機部品、そして自動車内装部品など、これまでコスト的に使用が困難とされてきた分野への展開を狙っている。

《山田清志》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  2. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  3. セリカに次ぐ「リフトバック」採用のカローラは、50年経ってもスタイリッシュ【懐かしのカーカタログ】
  4. 【マツダ CX-60 XD SP 新型試乗】やっぱり素のディーゼルが一番…中村孝仁
  5. 「内装は100点満点」フランス生まれの新型プレミアムハッチ『DS N°4』にSNS注目!「いい、凄くいい」の声
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  3. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  4. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る