フォード、大豆繊維シートを発表

エコカー 燃費
フォード、大豆繊維シートを発表
フォード、大豆繊維シートを発表 全 2 枚 拡大写真

フォードは、リア・コーポレーションと共同開発した大豆繊維を原料とする素材のシートを、8月から販売予定の2008年モデル『マスタング』に搭載することを明らかにした。

【画像全2枚】

大豆を原料としているのは、シートの背もたれ、クッション部分のフォーム(発泡剤)。

大豆フォームは、現在一般的に使用されているプラスチックフォームと比べ、廃棄の際のCO2排出量が少ない、生産する際のエネルギーコストが少ない、最大で24%がリサイクル可能、などの利点がある。

フォードによると、現在ほとんどの自動車メーカーはプラスチックウレタンフォームを車に使用しており、世界規模では年間50億kgのウレタンが消費されている。もちろんウレタンの原料は石油であり、これを大豆に変えることで石油の消費量も減り、より環境に優しい素材を自動車製造に組み込むことができるという。

フォードとリアはすでに全米大豆生産農家組合と提携したバックアップ組織を作り上げており、将来的にすべての車に使用するウレタンフォームを大豆フォームに転換してく意向だという。

エコカーとは言いがたいマスタングだが、意外なところで地球温暖化防止を訴える車、として注目を集めそうだ。

《Sachiko Hijikata, US editor》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタの最高峰、新型センチュリーは2ドアに、レクサス『LS』は6輪ミニバンに大変身…ブランド新戦略発表
  2. 新型センチュリークーペ、6輪のレクサス『LS』、次期カローラにミゼットも…トヨタが「ジャパンモビリティショー2025」出展車両を公開
  3. メルセデスベンツ『GLA』次世代型をいち早くプレビュー! 斬新なテールライト装備?
  4. 日産『アリア』改良新型を世界初公開へ、Vモーショングリルのない新デザインに…ジャパンモビリティショー2025
  5. 【メルセデスベンツ GLCクーペ 新型試乗】最も売れたベンツ、その走りは「気持ちに訴えかける味わい」だった…島崎七生人
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る