「支払うのが惜しい」とETCレーン突破 タクシー運転手を送検

自動車 社会 社会

警視庁は25日、前走車に続いてETCレーンを通過し、高速料金の支払いを不正に免れたとして、57歳のタクシー運転手の男を道路整備特別措置法違反容疑で書類送検した。約500回の不正進入を行っていたとみられている。

警視庁・高速隊によると、書類送検された男は今年1月から5月までの計6回、東京都杉並区内の首都高速道路4号線上り・永福料金所において、ETCレーンに向かう前走車との車間を極端に詰め、料金を支払わないままレーンを通過した疑いがもたれている。

男はレーンに向かうクルマを入口付近で待ち構え、レーンに向かうクルマが走ってくるのを確認すると加速。自車に搭載されたETC車載器のアンテナを手で覆い、電波の受信ができないようにして通過していたという。昨年秋からこのような手口での不正進入を始め、約500回繰り返したことを自供している。

料金を払わずに通過する様子はカメラが撮影しており、警察ではナンバーや塗装の特徴から容疑車両を特定。男から任意で事情を聞いていたところ、容疑を大筋で認めたことから書類送検した。調べに対して男は「回送中に料金を払うのが惜しくなってやった」と供述している。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「TWIN TURBOのロゴ懐かしい!」Z32ファン感涙、レトロ感あふれる新型『フェアレディZ』が話題に
  2. 空冷ポルシェで1台2億円!? マニア垂涎『シンガー911 DLS』とは
  3. 三菱『エクリプス クロス』新型、航続600kmのEVに…ルノーからOEM供給へ
  4. ホンダ『ヴェゼル』、新グレード「RS」先行予約開始…10月発売へ
  5. 「思ったよりだいぶ安い」トヨタ『GRヤリス』に新登場、エアロパフォーマンスパッケージに絶賛の声
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る