事故の被害者1人を見落とす---発見時には死亡

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1日朝、北海道士別市内の市道交差点で、乗用車とRVが出会い頭に衝突する事故が起きた。乗用車に同乗していた男性1人が車外に放出されたが、警察はこの男性の存在を見落とし、事故から約4時間後に心肺停止の状態で発見。間もなく死亡が確認された。

北海道警・士別署によると、事故が起きたのは1日の午前7時55分ごろ。士別市多寄町三五線東付近の市道で、58歳の女性が運転する乗用車と、42歳の女が運転するRVが出会い頭に衝突した。衝突によって乗用車は大破。運転していた女性が頭部を強打して意識不明の重体となった。

警察ではRVを運転していた女を自動車運転過失傷害の現行犯で逮捕。事故の状況を調べていたところ、被害を受けた女性の家族から「夫である71歳の男性も同乗していたはずだ」という指摘が寄せられた。

クルマの中には男性の荷物もあり、周辺の捜索を実施したところ、約4時間後に事故現場から約10m離れた笹藪の中に倒れている男性を発見。男性は心肺停止の状態で、間もなく死亡が確認された。死亡した男性は衝突の衝撃で車外に投げ出されたものとみられるが、警察では当初「同乗者なし」と判断していた。

現場は信号機のない交差点。RV側に一時停止の標識があった。

《石田真一》

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