同乗者と主張の男が実は運転者---死亡事故で逮捕

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昨年12月に京都府福知山市内の国道9号で発生した死亡事故について、京都府警は1日、事故当初は同乗者と主張していた21歳の男が実際の運転者だったとして、業務上過失致死傷や道路交通法違反容疑で逮捕した。容疑を認めているという。

京都府警・福知山署によると、問題の事故は2006年12月7日の午後8時40分ごろ発生した。福知山市池田付近の国道9号を走行していた乗用車が対向車線側に逸脱。順走してきたワゴン車と衝突した。双方のクルマは大破。乗用車に乗っていた22歳の女性が死亡。ワゴン車を運転していた57歳の男性が骨折などの重傷を負った。

乗用車には21歳の男も乗っていたが、男は「死亡した女性がクルマを運転していた」と主張した。しかし、女性の受傷部位は運転席に座っていた際に生じたものとは考え難く、逆に男の受傷部位は運転席に座った状態で生じた可能性が高かった。

警察が捜査を進めた結果、最終的には同乗者と主張していた男が運転していたと判断。1日までに逮捕している。調べに対して男は「別の事件で執行猶予中だったこともあり、事故を起こした責任を追及されるのが嫌でごまかした」などと話し、容疑を大筋で認めているという。

《石田真一》

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