ヤマハ、フィリピンで二輪車を生産開始へ、新工場の用地も取得

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ヤマハ発動機は、フィリピンの子会社で二輪車の製造・販売を開始すると発表した。同時に2009年初頭の稼動を目指して新工場建設のために同国バダンガス州リパ市に用地を確保した。

フィリピンで二輪車の製造・販売を行うのは、5月に設立したヤマハ・モーター・フィリピンズ(YMPH)で、9月末からラグーナ工業団地に設置した組立工場で、排気量105−135ccの二輪車の完成車組立を行う。

新会社の稼動時の従業員数は約120人。工場がフル稼働する2008年の生産・販売台数は7万台を計画している。

一方、マニラ市から南へ約75kmのバダンガス州リパ市のリマ工業団地内に、新たに23万平方メートルの用地を確保し、2009年初頭の稼動を目指した二輪車生産の新工場建設する。新工場の生産能力や生産モデルおよび投資金額などは現在検討中。

フィリピンの二輪車市場は、堅調に推移している国内経済を背景に年々増加傾向にあり、2006年は前年比6%増の62万台の実績だった。また、二輪車の普及台数が40人に1台程度であることから今後も継続して伸びが見込まれている。

同社は、1962年にフィリピンのノルキス社と代理店契約を結び、これまで、同社を通じてフィリピン国内でヤマハ二輪車の製造・販売を行ってきた。今後は、二輪車市場が拡大傾向にあるなか、子会社で、市場変化にスピーディーに対応できる体制とし、ブランドイメージの確立と高付加価値戦略の推進により、市場での地位確保を目指す。

《レスポンス編集部》

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