三菱重工、ポーランド初のPTAプラント建設を受注

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三菱重工業は、ポーランド最大手の石油精製・石油化学会社のPKNオーレン社がヴォツアベックに建設する年産60万トンの高純度テレフタル酸プラントを受注したと発表した。協力商社は伊藤忠商事で、受注総額は約500億円。

三菱重工は主要機器を供給するほか、詳細設計・機器調達・現地据付け指導などを行う。プラントは2010年10月に操業開始の予定で、PTA製造技術には三菱化学プロセスを導入することが決まっている。 

PKNオーレン社は、ガソリン・軽油・LPG・自動車用不凍液などを同国内2000カ所のガソリンスタンドを通して販売するほか、プラスチックやアスファルトなども製造・販売する、石油精製・石油化学事業を幅広く手掛ける民間会社だ。

PTAは、ポリエステル繊維やペットボトルの原料となる化学品で、ポーランドのEU加盟による経済発展に伴い、ペットボトルの原料としての需要が急速に拡大している。今回のプロジェクトはこうした需要増に対応するもので、ポーランド初のPTAプラントとなる。

三菱重工はこれまで、1997年にインド向け、2000年にイラン向けに各年産35万トン、2004年に中国向け年産60万トンのPTAプラントをそれぞれ受注している。全て三菱化学プロセスを導入したプラントで、今回の受注は、これらの継続した実績・ノウハウが高く評価されたとしている。

《レスポンス編集部》

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