フォードが提唱するエコペイント

自動車 ニューモデル 新型車
フォードが提唱するエコペイント
フォードが提唱するエコペイント 全 2 枚 拡大写真

フォードでは現在新しい「エコフレンドリー」な自動車のボディペイント技術をテスト中だ。フォードによると、このペイントを使用することで従来の製品よりもCO2排出量が15%削減できるという。

このペイント技術は高分子ポリマーを使用し、コートなしでもつややかな仕上がりとなる。ペイントの熱風処理も必要ではなく、この技術を導入すれば従来のペイント工場より規模も小さく、工場内の空気もきれいな環境でペイント処理が行える。

フォードでは、実験室での結果からこの新しいペイント技術に大きな将来性を見いだしている、とコメント。テストの結果で実際の工場での運用を考えて行きたいという。

このペイントは従来品と比べてコスト的にも有利で、1台あたりを仕上げるコストは7ドル削減できる上、仕上げにかかる時間も20%カットできる、まさに省エネ、省コストを実現できる技術だという。

現在、200台のフォード『Eシリーズ』トラックがこの新ペイント技術で仕上げられ、稼働中。レンタルトラックとして使用されることが多いEシリーズで、ヘビーユーズでの新ペイントの耐性などをテスト中だ。米国内で「Uホール」のブランドで展開されるレンタルトラック会社では、「エコフレンドリー」と宣伝された200台の試用車は常に貸し出し依頼が殺到する人気となっている。

《Sachiko Hijikata, US editor》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『GRヤリス』にモータースポーツ由来の空力パーツ採用!「エアロパフォーマンス」誕生
  2. カスタムカーの祭典、愛知で初開催!「オートメッセ in 愛知 2025」7月26-27日
  3. いすゞ『ギガ』など大型・中型トラック1万6780台をリコール…シートサスペンション不具合
  4. トヨタ『SORA』にリコール…ワンマンバスの構造要件を満足しないおそれ
  5. ケーニグセグ、1625馬力の新型ハイパーカー『サダイアズ・スピア』発表
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  3. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  4. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
  5. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
ランキングをもっと見る