古河電工は、子会社の正電社が所有する、PCBが含有された変圧器が盗難の被害にあったことを明らかにした。現時点で変圧器は発見されておらず、PCBの漏曳の可能性があるため公表した。
正電社埼玉工場では、変電所更新工事終了後、変圧器を岡島電工社の資材置き場に移動、絶縁油の分析調査を依頼した。その結果、2台の変圧器にPCBが基準値を上回ることが判明した。
正電社では変圧器を自社工場に引き取り、保管するため、保管容器を作成完了後、岡島電工社に引き取りを要求したところ、盗難されていたことが分かった。
今後、警察などの関係当局の指導を受けながら早期の回収に全力をあげるとしている。