【全日本F3】ナショナルクラス導入…参加機会の増大、台数の増加

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全日本F3選手権を運営する日本フォーミュラスリー協会は26日、かねてより検討していたBクラス「ナショナルクラス」の08年シーズンからの正式導入を発表した。「ナショナルクラス」は、イギリスF3選手権などで導入されているBクラスのこと。

現在、全日本F3選手権は参加台数が年々減っている状況だ。そこで、より安価に参戦できるナショナルクラスを設け、より多くのドライバーに参加機会を与えると同時に、Aクラスの全日本F3選手権クラスと混走させることで若手ドライバーにスキルアップの機会を与え、そして参加台数の減少に歯止めをかけるとしている。

使用するシャシーは、05-07シーズンの国際モータースポーツ競技規則付則J項の国際フォーミュラ3企画に合致した車両だ。主として使用されるであろうと予測されるシャシーは、ダラーラ「F305」−同「F307」、童夢「F107」など。いわゆる、「型落ち」の中古F3マシンだ。

また、コストの高騰を避けるため、車体の改造は大幅に制限される。そして外見に関しては、ナショナルクラス専用のゼッケンベースを作成するほか、インダクションボックスに指定ロゴの貼り付けを行い、観客が識別できるようにするとのことだ。

ナショナルクラスへの参戦は、05−07年シーズンに全日本F3選手権に参戦していたエントラント(チーム)などから、中古シャシーを購入して行なう。今シーズン参戦しているエントラントが、過去のシャシーでナショナルクラスにもエントリー可能で、その場合は車体購入費用がかからなくなるため、シート数を増やせるとしている。

参加ドライバーはフォーミュラ・チャレンジ・ジャパン、フォーミュラ・トヨタ、フォーミュラ4、FJなど特に参加制限はなし。海外からの参加も募るとのこと。チームの登録人数は、全日本選手権クラスの8名に対し、5名までということで決定した。

エントリフィーフィや賞金などに関しては、調整中とのこと。

《デイビー日高》

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