BMW、鉄と氷でできたH2Rプロジェクトを米国で初公開
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水素で駆動するBMW「H2R」レースカーは、再生可能な燃料の使用をベースにした、持続可能な未来を追求する一方で、最高速度の記録を更新するために開発した。
エリアソン氏は自動車のアウターシェルを取り除き、スチールメッシュ、反射スチールパネルと何層にも重なった氷でできた半透明の外版と入れ替えた。
この鉄と氷で覆われた自動車は、自然現象と崩壊感、そこから引き起こされる畏怖を表している。氷というモチーフから、零下の状態で燃料となり水しか出さない水素を連想させている。
サンフランシスコ近代美術館の建築・デザインギャラリー内には、この氷でできた車の表面を保存するため、800平方フィートの特注クーリングユニットを入れた。スチールメッシュと反射スチールパネルが取り付けられ、フレーム以外の装備は全て外された車は、数日かけて約2000リットルの水が噴射され、氷の層が徐々に形成されていく。
内側からの光が凍てついた空気で輝き、作品の高さは最終的に1.5メートルを超え、長さは約5メートル、幅は8フィート約2.5メートルとなった。
作品との深い関わりを楽しめるよう、1度に入場できる数は制限される。
《レスポンス編集部》