トヨタ『ヴァンガード』(8月30日発表)のエクステリアは、ベースモデルの『RAV4』を感じさせない上質なデザインに仕上げられている。
フロントマスクはメッキをあしらった大型のフロントグリルに、切れ長のヘッドライトを組み合わせることで上級セダンのような高級感を演出。リヤビューもRAV4に標準装備されている背面スペアタイヤを廃し(メーカーオプションで設定)、高級ミニバンのような質感の高いスタイルに仕上げている。
商品企画本部 石坂宗徳さんは「ヴァンガードはアクティブ&ラグジュアリーをコンセプトに開発したクルマですので、エクステリアに関してもSUVの持つ力強さと上質感を融合したデザインに仕上げています」という。
「日本においてはパンクするケースが少ないので、背面スペアタイヤだけではなくスペアタイヤそのものの搭載をやめて、パンク修理キットを標準装備としています。また、3.5リットルのV6車は18インチタイヤを標準装備していますので、全幅が40mm広くなるオーバーフェンダーを装着しています」
ヴァンガードのエクステリアは、全体的なフォルムこそベースのRAV4に近いが、フロントやリヤの雰囲気はRAV4とは一線を画す質感の高いデザインに仕上がっている。これなら上級セダンやミニバンを経験したことのあるユーザーにも魅力的に映るだろう。