追突の被害者、アルコール検知が嫌で高架橋から飛び降り

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7日未明、兵庫県伊丹市内の国道176号で、追突事故の被害者となった男が飲酒運転の可能性を指摘されたが、アルコール検知を拒否し、高さ約6mの高架橋から飛び降りる事件が起きた。男は足の骨を折る重傷。後の検知で酒気帯び相当量が検出されている。

兵庫県警・伊丹署によると、事件が起きたのは7日の午前0時45分ごろ。これに先立つ6日の午後11時50分ごろ、伊丹市荒牧南の国道176号の高架橋上ででクルマ3台が関係する多重衝突事故が発生した。

「事故の当事者が現場で激しい口論をしている」との通報を受けて駆けつけた同署員は、車列先頭で被害に遭ったクルマを運転していた35歳の男が酒臭いことに気づいた。アルコール検知の実施を求める署員に対し、男は「俺は被害者だ」などと怒鳴りつけ、アルコール検知の実施を頑なに拒否。事故に関する聴取についても「ぶつかってきたやつに聞け。自分は悪くない」などと抵抗していた。

署員は約40分に渡って説得を続けたが、男は午前0時45分ごろに側壁を乗り越えて高架橋から飛び降りた。しかし、着地に失敗。足の骨を折る重傷を負った。署員は約200m先にある高架橋入口から下を通る市道に下り、そこをさらに200m戻って身動きの取れなくなった男を確保した。

男からは呼気1リットルあたり0.5ミリグラムのアルコール分を検出。調べに対しては「飲酒運転の発覚を恐れた。運が悪い」などと話しているという。警察では事故の被害者ということもあって逮捕は見送ったが、道路交通法違反容疑で調べを進める方針だ。

《石田真一》

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