【アウディ A3スポーツバック1.8TFSI 詳報】爽快な走り感と実用性を兼ね備える

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【アウディ A3スポーツバック1.8TFSI 詳報】爽快な走り感と実用性を兼ね備える
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アウディ『A3スポーツバック1.8TFSI』で走り出してすぐに感じるのは、アクセル操作に対して素直にトルクが立ち上がるということ。1500rpmという低回転域から最大トルクを発生する特性ゆえに、アクセルに軽く足を乗せるだけでクルマがスーッと前に出て、まさに意のままに走らせることができるのだ。

進化した「Sトロニック」も、そうした走りに貢献しているポイント。坂道発進時のずり下がりを防ぐヒルホルダー機能のおかげで、ATと同等の扱いやすさを実現しているのである。

25.5kgmの最大トルクを4200rpmまでキープしてくれるおかげで、高速道路でも走りやすさは変わらない。前後の流れや勾配の変化に合わせてペースをコントロールする際も、それこそ右足親指の力を微妙に出し入れするだけですむ。こうした特性は長距離クルーズにはまさに最適。もちろん燃費にも貢献していて、高速道路に入って以降、燃費計の数字はどんどん伸びて行った。

ワインディングロードでも、無理に引っ張らずともじゅうぶんに速さを引き出すことができる。しかしSトロニックをSレンジに入れて、あるいはパドルシフトを使って高回転域まで使って走らせると、明確なパワーの落ち込みなしにトップエンドまでスムーズに回り切ってくれるため、爽快感を満喫できる。

もちろん、スポーティさを重視するのであれば、野太い排気音とともにシートバックに背中を押し付けるほどのトルクを発生する2.0TFSIも魅力的だ。しかし1.8TFSIの自然でリニアなパワー感は、とくに日常的な場面で走りの気持ちよさに存分に浸らせてくれ、負けずに惹き付ける。

ちなみに高速〜ワインディングをトータルに1000km走破した実用燃費は、14.5km/リットルを記録。13km/リットルの10・15モード燃費値を上回る低燃費性能も1.8TFSIの魅力のひとつだ。

「2.0FSIが持っていたコンフォート性に、プラス10psの出力とSトロニックで、まさに日常域から感じられるスポーツ性をもプラスしたのが1.8TFSIなのです」

そう話すのは前出のマーケティング部青木徹さん。取材車は一段とスポーツ度を増したS-line仕様だったが、標準は16インチタイヤ+ノーマルサスペンションということで、普段使いの気持ちよさを大切にしつつ、アウディらしい走りの気持ちよさも欲しいという人には、まさにベストな選択の一台となるのではないだろうか。

《島下泰久》

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