JFEスチール、自動車用鋼板の耐食性を予測

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JFEスチール、自動車用鋼板の耐食性を予測
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JFEスチールは、自動車用防錆鋼板の実車における耐食性を腐食促進試験法から予測する、新技術を開発したと発表した。

この技術を適用することで、開発した防錆鋼板の穴あき耐食性を正しく評価することが可能となり、自動車の防錆鋼板の開発・選定の最適化を図ることができる。

1960年代以降、北米や欧州では、路面凍結による事故を防止するため、冬季に融雪塩が大量に散布され、自動車の腐食が社会問題化する中、自動車メーカーは防錆性能の向上を図ってきた。特に、スポット溶接などにより接合された鋼板合わせ部における「穴あき腐食」は、外見からは見つけにくく補修も出来ないため、生産段階での防錆設計、中でも防錆鋼板の性能が重要だ。

防錆鋼板の開発や選定では、様々な腐食促進試験法を使うが、人工的に設定された試験条件により材料間の耐食性の優劣が変化するため、従来、実際に使用される環境下での実車の耐食性を予測するのは困難だった。

同社では、各種腐食促進試験法の腐食との相関を評価した。これを基に、新しい防錆鋼板の開発に際しても、複数の腐食促進試験から得られる耐食性の傾向を用いて、実車における穴あき耐食性を正確に予測できることができるようになったとしている。

《レスポンス編集部》

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