【ホンダ フィット プロト詳報】確信犯的キープコンセプト

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【ホンダ フィット プロト詳報】確信犯的キープコンセプト
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大ヒットモデルの後継車はとかく苦労するもの。とくにホンダの場合、2作連続の成功はないというのが定説となっている感すらあるだけに、この『フィット・プロトタイプ』の開発も、きっと一筋縄では行かないものだったに違いない。

皆が注目するなか、ホンダが選んだのは真正面からキープコンセプトを貫き、現行型の使い勝手、デザイン、動力性能、経済性といった優れた資質を全方位に引き延ばすという方法。

機種開発ラージプロジェクトリーダー(以下LPL)の人見康平さんは「現行型フィットは、それまで女性用あるいはセカンドカー向けといわれていたコンパクトカーをパーソナルカーの位置に高める役割を果たしたと思います。次期型では、その狙いは変えず直球勝負で性能要素のすべてをレベルアップし、さらに新しい商品魅力としてダイナミックパフォーマンスとスーパーフォワードキャビンという要素を加えて“Next New Small”を狙いました」と話す。

ダイナミックパフォーマンスという面で象徴的なのはラインナップ。従来の1.3リットルと1.5リットルという2種類のエンジン構成は変えないものの、前者を基本形として主力に据えるいっぽう、後者をすべて「RS」を名乗るスポーティなグレードとすることで、性格づけを明確にしたことが特徴的だ。ちなみにRSとは初代シビックに設定された“ロードセーリング”の意味である。

またスーパーフォワードキャビンに関しては、広いだけでなく感性面やフィーリングを重視した広さを追求したと謳われる。Aピラーを前に出すことで視界が開け、爽快感と扱いやすさが向上。それは前傾姿勢が強まり、カタマリ感が協調されたスタイリングの新しい個性にも繋がっている。

《島下泰久》

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