クライスラー08、アイデア勝負…スウィーブル・ン・ゴー

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クライスラー08、アイデア勝負…スウィーブル・ン・ゴー
クライスラー08、アイデア勝負…スウィーブル・ン・ゴー 全 2 枚 拡大写真

クライスラーが「発明」したポピュラー車種であるミニバンにも、新しい工夫の跡が見られる。08年モデル『タウン&カントリー』は、より精悍になったスタイリングもさることながら、シートアレンジで他との差別化を図る。

「スウィーブル・ン・ゴー」と名付けられたシートシステムは、2列目シートが180度回転し、後部に向かい合わせのサロンを作り出せる。真ん中にはテーブルも据えることができ、「家族の語らいを大事にした」作りだという。

さらにこのシートシステムにより、3種類のカーゴスペースアレンジも可能となる。スウィーブル・ン・ゴーの場合ほとんどカーゴスペースはないが、「ストウ・ン・ゴー」と呼ばれるアレンジは2、3列目のシートを収納して最大級のカーゴスペースを提供する。また2列目をベンチシートにし、3列目シートを床下収納した場合のカーゴスペースは、一般的なミニバンの収納スペースと比較しても最大級。

また、2、3列目シート用に個別のスクリーンがあり、現在3チャンネルのケーブルテレビ放映が可能(ディズニーチャンネル、アニメチャンネルなど子ども向け)。さらにスクリーンはそれぞれ別個の映像を流せるため、子どもと大人がリアシートで同時に楽しむことができる。

クライスラーではミニバン購入層を「子どもが2人いる30−40歳代の家族、年収は5万ドル前後」とターゲット化しており、この層は今後人口比で伸びていくため、今後のミニバン市場に大きな期待を寄せている。

《Sachiko Hijikata, US editor》

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