警報機か壊れていた 踏切で列車と衝突

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21日午後、滋賀県愛荘町内にある近江鉄道線の踏切で、横断しようとしていた軽乗用車と普通列車が衝突する事故が起きた。クルマを運転していた30歳の男性が死亡。警報機が鳴動していなかったことが後に判明している。

滋賀県警・東近江署によると、事故が起きたのは21日の午後0時5分ごろ。愛荘町愛知川付近にある近江鉄道本線の踏切で、踏切を横断しようとしていた軽乗用車と、通過中の快速列車(貴生川発/米原行き、2両編成)が衝突した。

クルマは約60mに渡って押し出されて大破。運転していた30歳の男性が頭部強打で間もなく死亡。列車の乗客乗員約10人にケガはなかった。

現場の踏切は警報機があるのみ。遮断機は設置されていない。警報機は最頂部にある金属製の鐘を内側から叩いて鳴らす旧式のタイプだが、落雷などの影響で過電流が流れてコイルが焼損。打ち子が動かず、鐘が叩けない(音が出ない)状態となっていた。警報機のランプは別系統のため、こちらは点滅していたという。

後の調べで事故前日から警報機の音が鳴っていなかったことが判明。近江鉄道側は故障を把握していなかったとみられている。

《石田真一》

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