積水化学、自動車関連ビジネスで需要地生産を加速

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積水化学、自動車関連ビジネスで需要地生産を加速
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積水化学工業は2日、東京本社で高機能プラスチックカンパニーの事業について記者説明会を行った。

その席上、同カンパニープレジデントの松永隆善専務は、自動車関連ビジネスを戦略事業分野として位置づけ、北米事業の強化をはじめ、アジア(中国・韓国)、欧州の事業を拡大していく方針を明らかにした。

現在、自動車関連事業の売上高は575億円(2006年度)で、同カンパニーのなかで50%超を占める重要分野である。今期も675億円と大きく伸びる予定で、中期計画の目標を1年前倒しで達成する見込みだ。

その大きな部分を占めているのが、合わせガラス用中間膜事業である。日本国内で80%と圧倒的なシェアを誇り、世界でも40%とトップシェアだ。そして、この9月30日には中間膜製膜工場 としては6か所目となる工場が米国ケンタッキー州で完成した。

「2010年までに自動車向け合わせガラス用中間膜の北米シェアを現在の22%から30%に上げ、グローバルシェア44%を目指す」と中間膜事業部の加藤敬太部長は話す。

BRICs諸国についても、今後生産拠点を拡充していく計画で、「インドは現在、検討中」(松永プレジデント)とのことだ。

《山田清志》

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