9月の米新車販売…笑うホンダ、泣くフォード

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9月のアメリカでの新車販売は、新年度モデルの発表を前に低調さが目立った。特に販売台数の落ち込みが目立ったのはフォードモーターで、昨年同月比でなんと21%減となった。GMは4%増、クライスラーグループは5%減だが、クライスラーでは「新モデル発売前の時期で減少は織り込み済み」と楽観的だ。

トヨタ自動車は、アメリカ2位のメーカーの座はキープしたが、昨年比で微減。一方好調さが目立ったのはホンダで、ホンダブランドが9%増、アキュラが12%増となった。また日産、メルセデスベンツ、三菱自動車も2桁の増販を記録している。

しかしGM、フォードなどは今後数か月の販売に関しては、強気な見方を崩していない。10月に入りニューモデルが次々と投入されること、FRBが追加利下げに踏み切る可能性が高いことなどから、年末商戦に向けて大幅な回復が期待できる、との見通しを明らかにしている。

一方で、9月に新型『アコード』の販売が順調で好成績となったホンダは、今後ライバル各社が新型モデルを販売して来ることで逆に10月期に現在の好調さが続くか、という不安材料もある。

9月期の販売台数総計から予測される2007年の新車販売台数は1630万台、と1700万台に届かない数字だが、ガソリン価格がやや安定してライトトラックの販売が戻っていることから、年末にかけての回復に期待が集まっている。

《Sachiko Hijikata, US editor》

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