富士通テン、高耐久性の業務用カーナビを開発

自動車 テクノロジー カーナビ/カーオーディオ新製品

富士通テンは、地図データを本体内蔵のフラッシュメモリーとSDカードに収録したメモリータイプの業務用カーナビゲーション『TVMM-091』を3日からタクシー会社へ出荷を開始したと発表した。

現在、タクシーの需要は個人宅向け配車の比重が増すとともに、「優良乗務員の確保」「サービスの向上」が課題となっている。この対策として特に道路の入り組んだ大都市部を中心に地理に不案内な新人乗務員のサポートや実車後の行先検索ツールとしてカーナビゲーションの装着需要が拡大している。

新商品は、業務車両の長時間・連続使用に対応できる耐久性を確保するため、1日約20時間以上、年間約7300時間の稼動するタクシー車両を想定して開発した。

従来のDVD・HDDタイプと異なりデータの読み取りに必要なモーター駆動部を持たないメモリータイプを採用、部品の磨耗や熱・埃による汚れを極力排除したことで高耐久性を実現した。従来に比べ消耗部品の交換や清掃などメンテナンスの負荷も軽減できる。

また、ナビ本体・表示部・操作部をひとつに集約し、無線機や料金メーターなど様々な機器が装着される業務用車両の運転席周りへの取り付け易さと省スペースの両立を図った。

ナビ機能では、本体内蔵のフラッシュメモリーに収録した全国道路地図データに加え、SDカードに収録した地域詳細地図データや詳細検索データを用いて12メートルスケールの市街図での案内や約4000万件の電話番号検索などが行える。渋滞などの交通情報を表示するFM多重VICSチューナも内蔵する。

さらに、タクシーで使用する場合は、同社のタクシー配車システムと連携すれば、配車指示を受けると自動的に目的地を設定して行き先を案内するほか、繁忙地域を表示する専用機能も搭載する。

価格はオープン価格。

《レスポンス編集部》

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